メガネパーツの各名称と役割を画像付きで解説

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メガネを購入したい時、何をポイントに選べばいいか分からない方も多いのではないでしょうか。メガネはパーツごとに役割があり、自分に合ったメガネを選ぶためには、試着しながら各パーツが顔や目に合っているか確認すると良いでしょう。

この記事ではメガネパーツの各名称と役割、メガネを選ぶ時にチェックしておきたいポイントを解説しています。メガネ選びで失敗したくない方、自分に似合うメガネの選び方を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

メガネパーツの各名称

各メガネのパーツの名称と場所

メガネは細かいパーツを精密に組み合わせて作られています。

  1. テンプル
  2. リム
  3. 鼻パッド
  4. 先セル
  5. ブリッジ
  6. 智(ヨロイ)
  7. 丁番(ヒンジ)

各パーツの名前と場所、役割をそれぞれ解説します。メガネの構造を理解して、自分に合ったメガネ選びに役立てましょう。

①テンプル

テンプル

テンプル(temple)は英語で「こめかみ」という意味の言葉です。耳にかかる部分で、リムやブリッジよりも柔軟性を持ち、メガネ全体を支えます。
テンプルの幅や長さが顔に合っていない場合、かけ心地が悪く、顔を痛める原因になります。メガネを試着する際は、テンプルが自分の顔に合っていることをチェックしましょう。

②リム

リム

リムは、レンズを固定している部分です。金属やプラスチックなど様々な素材があり、顔の印象を大きく左右します。
メガネのフレームは、リムの形状によって以下の4種類に分けられます。

  • フルリム : リムがレンズ全体を囲む
  • ハーフリム : リムがレンズの上半分を囲む
  • アンダーリム : リムがレンズの下半分を囲む
  • リムレス : リムがなく、メガネが目立ちにくい

③鼻パッド

鼻パッド

鼻パッドはメガネをかけた時、鼻を両脇から挟んでメガネを支えるパーツです。クリングスタイプ、フレーム一体型の2種類に分けられます。

  • クリングスタイプ : 鼻パッドが独立しているタイプで透明のプラスチック製のものが多いです。パーツの交換も可能。
  • フレーム一体型 : フレームと鼻パッドが一体になっているタイプでセルフレームに多く見られます。フレームと一体になっているためパーツの交換はできません。

④先セル(モダン)

先セル(モダン)

先セル(モダン)とはテンプルの先にあり、メガネ先端のカーブしている部分のことです。耳にかかるため、かけ心地を左右するパーツで、主にプラスチック素材が使われています。

メガネを試着する際は、先セルと耳がフィットしていることを確認しましょう。先セルと耳の形が合っていないと、耳やこめかみを痛めてしまう原因になります。

⑤ブリッジ

ブリッジ

左右のレンズをつなぐ部分で、橋のように見えることから「ブリッジ」と呼ばれています。ブリッジは幅や素材によって、見た目の印象が大きく変わるパーツです。

瞳孔間距離(黒目の中心間の距離)が広い人はブリッジ幅が広いメガネを、瞳孔間距離が狭い人はブリッジ幅が狭いメガネを選ぶと自然に見えます。また、ブリッジが2本あるメガネ(ツーブリッジデザイン)もあります。

⑥智(ヨロイ)

智(ヨロイ)

メガネの前枠をフロントといい、フロントとテンプルをつなげる部分が智(ち)です。フロントがメタルフレームのメガネでは、ヨロイとも呼ばれます。テンプルの開き具合に関わり、開閉のたびに負担がかかりやすいパーツです。

フロントの輪郭部分にあり目立ちやすいため、デコレーションしておしゃれに見せているメガネもあります。

⑦丁番(ヒンジ)

丁番(ヒンジ)

丁番(ちょうばん)はヒンジともいわれ、智(ヨロイ)とテンプルの間にあり、テンプルの開閉に関わり、使い心地に大きく影響する部分です。

フレームの裏側にあるため目立ちませんが、メガネの機能性を司り、折り畳みやフィット感に重要な役割を果たしています。
丁番は仕組みによってバネ丁番、板バネ、スパルタ丁番などの分類があります。

自分に似合うメガネを選ぶためのポイント

自分に似合うメガネを選ぶためのポイントを5点解説します。

  • 顔型に合ったリムを選ぶ
  • 顔幅に合ったフレームを選ぶ
  • 黒目の位置とブリッジ幅を合わせる
  • フレームの色、素材でなりたい印象を演出する
  • リムのタイプをチェックする

顔型に合ったリムを選ぶ

顔型によって似合うリムのタイプが異なります。例えば直線的な顔型には丸みのあるリムを、丸みのある顔型には直線的な形のリムを選ぶと顔全体のバランスがとりやすくなります。
自分の顔型を把握し、特徴を活かせるリムを選びましょう。

丸顔型

丸顔型の人におすすめのフレーム
●顔型の特徴
  • 顔の縦幅が長い
  • 輪郭がふっくらしていて、優しい印象
●おすすめのリム

ボストン、オーバル、ラウンドなど、丸みのあるリム

面長型

面長型の人におすすめのフレーム
●顔型の特徴
  • 顔の縦幅が長い
  • 輪郭がほっそりしている
●おすすめのリム

ウェリントン、ボストンなど、縦幅が長めのリム

逆三角形型

逆三角形型の人におすすめのフレーム
●顔型の特徴
  • 顔の縦幅が短い
  • 直線的ですっきり引き締まっている
●おすすめのリム

ウェリントン、スクエアなど、横幅がしっかりとしたリム

ベース型

ベース型の人におすすめのフレーム
●顔型の特徴
  • 顔の縦幅が長い
  • フェイスラインにメリハリがある
●おすすめのリム

ボストン、ウェリントンなど、横幅のあるリム