コンタクトレンズと花粉症
春が近づいてくると、飛び始める花粉。日本人の2人に1人が花粉症といわれています。関東地方の今年の春の花粉飛散予測は昨年並みで、例年よりやや少ないそうです。本格的な花粉飛散の時期が近づいていますが、コンタクトユーザーのなかには、花粉症があってもできればコンタクトレンズを使いたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで、花粉症とコンタクトレンズの関係についてまとめてみました。
花粉症を引き起こす花粉の種類
春 スギ、ヒノキ
夏 イネ
秋 ブタクサ、ヨモギ
花粉といえば春のスギ、ヒノキのイメージが強いと思いますが、夏や秋の植物の花粉により花粉症の症状がでることも多くあります。人によっては何らかの花粉で一年中花粉症の症状が出ている方もいらっしゃることでしょう。
花粉症とは
花粉症はアレルギーの一つです。鼻や目の粘膜から入った花粉への免疫反応として、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみや充血などの症状が出ます。
目に症状が出る理由
花粉に含まれるタンパク質は涙に溶けやすい性質を持っています。涙に溶けた花粉が結膜などの粘膜にある脂肪細胞に付着します。花粉が付着した脂肪細胞からアレルギー症状を引き起こす伝達物質のヒスタミンが放出されます。ヒスタミンが目の知覚神経を刺激し、目のかゆみや充血などのアレルギー症状が起こります。
コンタクトユーザーの花粉症対策
1日使い捨てタイプのコンタクトにする
花粉飛散の時期は、いつもより多く涙やメヤニなどが分泌されています。使い捨てではないソフトコンタクトや2週間使い捨てタイプのコンタクトを使っていると、お手入れしていてもコンタクトについてしまった分泌物の汚れが蓄積されやすい時期です。コンタクトに蓄積された汚れに対して更にアレルギー反応を起こすということもありますので、花粉症の症状が出ている時期は、1日使い捨てタイプのコンタクトを使用することを検討してみてください。花粉や分泌物がコンタクトに付着しても1日で廃棄するコンタクトですので、コンタクトレンズ使用によるアレルギー症状をある程度抑えられるでしょう。
また、花粉用ゴーグルや伊達メガネを使用すると、花粉が目に入るのを防いでくれます。
▶お勧めの1日使い捨てタイプコンタクトレンズはこちらこちら
煩わしい花粉症の時期を少しでも快適に過ごすために、ご自身に合った花粉症対策を取り入れてみてください。