コンタクトレンズ正しく使えていますか?

コンタクトレンズはメガネより視野が広かったり、見た目も自然でとても便利なものです。しかし、コンタクトレンズを使い続けているうちに、正しい使い方を忘れてしまったり、ついケアを省略してしまったりなどしていませんか?

コンタクトレンズは正しく使わないと、コンタクトがくもったり、目の痛みや充血、ゴロゴロするなどの目のトラブルや、重症になると失明の危険にもつながりかねません。

陥りがちなコンタクトの誤った取り扱いを挙げてみました。

 

装用時間や使い捨て期限を守らず使っている

コンタクトレンズの装用時間は長くても1日12~14時間までにしましょう。

コンタクトは黒目(角膜)を覆うようにつけるものです。角膜は涙から栄養分である酸素を取り込んでいますので、長い時間コンタクトで角膜を覆っていると酸素不足、栄養不足の状態になってしまいます。

また、使い捨ての期限が過ぎたコンタクトには毎日のケアでも落としきれなかった汚れが付着しています。汚れが付いたコンタクトを使い続けると汚れによるアレルギーが起きたり、目を傷つけたりする原因になります。

着けたまま寝ている

外すのが面倒でついコンタクトをつけたまま寝てしまったことはありませんか?コンタクトをつけたまま寝てしまうと、まばたきで涙の供給ができなくなってしまうため、起きているときより更に酸素不足、栄養不足の状態になります。酸欠を起こした角膜は弱ってしまい、トラブルを起こしやすい状態になっています。また、コンタクトについた汚れなどで雑菌が繁殖しやすい環境になるため、感染症にかかる可能性も高まりますので、寝る前には必ずコンタクトを外しましょう。

眼科で定期検診を受けていない

コンタクトレンズは心臓ペースメーカーや人工呼吸器等と同じ‘高度管理医療機器’です。目の外にあるメガネと違い、目の中に入れて使用するコンタクトは、問題が発生した時に人体へのリスクが高いものとして位置づけられています。眼科を受診せずに自分の目に合っているかどうかわからないコンタクトを使っていると、自覚症状もなく気付かないうちに角膜にキズをつけてしまったりなどのトラブルに見舞われるかもしれません。使っているコンタクトが自分の目に合っているか、目を傷つけていないかなど、定期的に眼科受診することが大事です。

 

▶正しいケア方法のおさらいはこちら

 

コンタクトレンズを安全にお使いいただくために、装用時間や使い捨て期限、正しいケア方法を守り、目に異常がなくても定期的に眼科受診を受けるようにしましょう。

将来の目の健康のためにも毎日のコンタクトレンズ取り扱いについてぜひ見直してみてください。

 

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