災害時のコンタクトレンズとメガネ

2011年3月11日の東日本大震災から今年で11年となりました。また、先日も大きな地震が起こり、津波警報も出ていました。私たちは、地震をはじめ、台風、水害、火山噴火など様々な自然災害にいつどこで見舞われるかわかりません。

もし万が一災害にあってしまった時、普段からコンタクトレンズやメガネを使用している方はどうしたらよいのでしょう。

 

備えとして

普段からコンタクトレンズやメガネを使用している方は、コンタクトレンズやメガネがないと普段の生活も不自由と感じることが多いのではないでしょうか。そのことから、コンタクトレンズやメガネも生活必需品のうちの一つと言えます。災害時の備えとして、非常食や水、常備薬などの生活必需品を非常持ち出し袋に準備している方は多いと思います。その中にコンタクトレンズやケア用品、メガネも一緒に入れておきましょう。

メガネは壊れないように、固めのケースに入れておくことをおすすめします。メガネは自分の視力に合ったものであることが大事です。この機会に新しいメガネを新調し、今使っているメガネを備えとするのも良いでしょう。

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また、以前自分が使っていたメガネが家に眠っているようでしたら、それを非常持ち出し袋に入れておくのも良いかもしれません。多少見え方が合わなくても、災害時にメガネが全くない状態で行動するよりはずっと安全です。

 

就寝時には、メガネを固めのケースに入れ、枕元などいつも同じ場所に置いておくと、いざというときに慌てずに視力を確保できます。

また、家以外にも学校や職場などいつも行くところに予備のメガネを置いておくと安心です。

 

被災してしまったら

コンタクトレンズ使用の方は、できるだけメガネに切り替えることをおすすめします。

災害に見舞われると、瓦礫などの粉塵や土埃などが空気中に舞っていたり、水道水で手が洗えないなど、衛生的な状態を保つのが困難になります。また、非常事態ゆえにコンタクトレンズを外すことができず何日も装用し続けてしまったり、消毒などのケアができないなど、通常の使用方法と違う方法でコンタクトレンズを使用しなければならない状況となってしまうこともあるかもしれません。そうなると、目に大きな負担がかかり、目の病気になりやすくなるなど、大きな危険が伴うことが考えられます。

コンタクトレンズの使用は、水道水が使用可能になり、眼科医へ受診ができるような状況になるまでは控えた方が安全です。

 

もしも、メガネもコンタクトレンズも手元にない!という状況になってしまったら、スマートフォンのカメラ機能を使うことが有効となります。

カメラ機能を起動し、画面で周囲を見ると簡易的にメガネの代わりになります。ただ、災害時はいつ充電できるかわからない状況となるため、必要最低限の使用とするようにしましょう。

 

災害時に備えメガネやコンタクトレンズを準備し、慌てずに視力を確保できるようにしておくことは、災害時の状況把握や危険回避など目から得られる情報を逃さず、安全に避難するためにも重要なことです。

いつ遭遇するかわからない自然災害だからこそ、ぜひこの機会に、災害時の視力確保について考えてみてはいかがでしょう。